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東邦ガススマートエネルギーハウス

2012Complete

CAn宇野享

この住宅は、東邦ガスが主催したスマートエネルギーハウスの指名コンペティションの最終案を実現化したものです。3電池(太陽・燃料・蓄電池)とHEMS(ホームエネルギー管理システム)を導入し、次世代省エネルギー基準を満たした環境配慮型住宅として、実証実験だけでなく、ショールームとしても機能する住宅を求められました。
設計の念頭にあったのは、四季折々の光と風を最大限に生かした建築の骨格を創り出すことでした。また、3· 11の災害直後だったこともあり、0エネルギーヘの考慮も重要と考えました。そうした空間を創り出す上で、「ねこの家」と「凸凹の家」という2つのキーワ ードを提示しました。「ねこの家」は、すべての空間を季節に応じて最適にするのではなく、快適な場所を探しながら暮らせる自由度が高く、軽装備な住環境を目指したものです。「凸凹の家」は、卓越風を利用した広域的な住環境の形成です。一様な建物ボリュームによる家屋の立ち並びよりも壁の多い凸凹の家屋が立ち並ぶ方が、夏に風が抜けやすく、ヒートアイランド現象を抑えられる可能性があります。
こうした、設計思想を踏まえ、私たちは「破線の空間」を提案しました。破線で囲まれた図形は、閉じているようで開かれている。内部のようで外部といった愛昧な輪郭を醸し出します。幾重にも連なった破線は、多孔質な空間を生み出し、瑕疵/不可視といった視覚や室間の距離感に様々な効果を与えます。また、採光や通風に対しても多孔質な庇空間が季節ごとの太陽高度に適した彩光調整を行い、上下階をつなぐ吹抜け空間は、重力換気を促します。これにより自然エネルギーを最大限にいかした0エネルギーの住環境から3電池、HEMSを導入したハイスペックな設備機器を生かした次世代モデルの住環境までを選択できる新しい住まい方を提案しています。

DATE

所在地 愛知県東海市
用途 実証実験施設
構造 木造
規模 地上2階
敷地面積
建築面積
延床面積
518.57㎡
201.52㎡
177.37㎡
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