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Houses

柿畑のサンクン・ハウス

2010Complete

CAt小嶋一浩赤松佳珠子

東京から鉄道で1時間強、農業と住宅とが混在する場所に建つ、子育て中の若い夫婦のための住宅である。敷地の2方向に広がる柿畑は、生産緑地に指定されているので長期にわたって安定した環境が保全されることが約束されていた。ここに、室内が柿畑の下にすべりこむような生活が展開できる場所として、住宅を計画した。家の中に住むというより、周辺を含めた環境の中に住むイメージである。

柿畑の樹木と連続するかたちで天井を確保した結果、1階の床レベルは周囲の地面から70cm低くなった。1階の4面は全てガラス貼りで、枝越しに空を眺める。遠景では、2階部分だけが柿畑から顔を出す。
外部が近づいて感じられるように、室内は主に黒に近い塗装で仕上げた。構造は、在来木造の壁量計算で成立させ、外周部はφ=42.7mmのスチールパイプで加重だけを受けている。基礎を逆向きに使うことで、サンクン部分の腰壁としている。
平面は、昼は中心のコアを囲むワンルームだ。夜は、寝る場所や浴室などを、アクティビティに応じて囲い取り、九間に仕切ることができる。ルーフへ出ると、柿畑越しに、地面とはまったく異なる眺望が開ける。

DATA

所在地 神奈川県小田原市
用途 個人住宅
構造 木造
規模 地上2階
敷地面積 
建築面積 
延床面積 
270.67㎡
86.50㎡
91.42㎡

PHOTO

写真 堀田貞雄

PUBLICATION

新建築
Casa BRUTAS
建築ジャーナル
コンフォルト
建築知識

書籍
2010年12月号
2011年1月号
2011年1月号
2014年2月号
2016年10月号

How to make a Japanese House(Nai Uitgevers Pub)
SMALL ARCHITECTURE NOW!(TASCHEN)
事例で読む建築計画(彰国社)
HOUSES SMALL INNOVATIVE(RIZZOLI)

AWARD

2013年 神奈川建築コンクール最優秀賞
2014年 日本建築学会作品選奨
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