既存のオフィスビルの1，2階部分を情報センター（ライブラリー）へと改修する計画。
一般市民が参加するセミナーや小規模なイベントの実施、図書資料の収集管理と公開など、国際文化交流を促進すると同時に、国際交流基金のイメージや活動をより広く世間へアピールすることを目的とする計画であった。我々は、建物そのものの場所性（都心の大通りに面した地上2階の吹き抜け空間。内部は採光があり明るいが既存の建物は重く暗い。）と、より機能的な活動の可能性を使用者の意見を取り入れながら検討し、既存の建物や機能を可能な限り利用した中で最大限の効果を生む改修を試みた。＜シェルフ＞＜ランタン＞＜デスクトップ＞という3つのデバイスを新たに挿入したほか、既成の機能にとらわれない空間の提案も加え、より分かりやすく親しみやすい施設を目指した。