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尾崎白浜災害復興公営住宅

2015Complete

CAt小嶋一浩

敷地の尾崎白浜は、岩手県釜石市の市街地から約6kmに位置する。震災前に既に廃校になり、震災後には避難所になった小学校が壊され、そこに5戸の公営住宅をつくる。
設計段階では数回住民ヒアリングを行い、暮らしの習慣や希望について伺った。住民の意見を反映させながら設計を進めていった。
敷地周辺の既存集落は、軒を接するように少し「ズレ」を伴いながら建っていた。この周囲の集落に溶け込むよう、5戸のうち2戸に少し角度をつけた。
少し「ズレ」を伴い配置することで、5戸の玄関ポーチが中心を向くようになり、普段使う居室の気配を感じられるようになる。
住民が高齢者なこともあり、お互いに見守りながら生活できるよう考えた。

DATA

協働設計 平井政俊
上閉伊・アーキエイド特定共同企業体
所在地 岩手県釜石市
用途 災害公営住宅
構造 木造
規模 地上1階
敷地面積
建築面積

延床面積
1,217.21㎡
2LDK 62.93㎡
1LDK 52.99㎡
2LDK 59.62㎡
1LDK 49.68㎡

PHOTO

写真 繁田諭

PUBLICATION

新建築 別冊 2016年8月
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