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LONG HAT

LONG HAT

A cottage separated from the main house which is located at a traditional village near the boundary of Osaka and Nara prefecture.
Together with other cottages, the wooden house will be home to a family of 8.
Non-structural walls are lifted up from the foundation to reduce waste in usage of wall in conventional wooden construction, resulting natural light leaking from below the walls. Direct light from the opening blends with light rebounded on the pure white  oor to create a bright space fading by time to time.
Floor at the place where people gather most is 40cm lowered to provide seats. Surroundings can be seen through the ground window when seated which creates a sense of being individual yet belonging to the neighborhood.

大阪と奈良の府県境に近い、たくさんの家が窮屈そうに建て込む郊外住宅団地を遠景に望むような、農地と農村集落。「日本の民家」に出てきそうな母屋の脇に建つのが、「LONG HAT」である。

在来木造(4号建築)というのは、普通にプランニングすると、壁が、壁量計算で必要な量より多くなる。構造がダブつくのが気になって、耐力壁以外は基礎から持ち上げてみた。その結果、足元にうまい具合に透過性が生みだされる(冬にはアクリルワーロンを嵌め込んで断熱する)。耐力壁の部分だけ、基礎に土台が接合され、ブレースが入る。自然光は真っ白の床でリバウンドして室内に広がる。大きな、というか普通のサイズの開口部からの透明な直接光とリバウンドする光が混ざり合って時間とともに移ろっていく。

いちばん人が集まるところの床を40cm下げて、段差に腰掛けられるようにする。壁を持ち上げたことで生まれた地窓が、アイレベルに近づいて視覚を周囲に拡張させる。切断しつつつなぐこと。サンクンの床の中央には独立柱がふさわしい。柱が構造に効くような屋根の架構を考えた結果、独立柱に向かって梁が下降する空間が生み出される。細長い空間が床の段差と屋根架構によってゆるやかに分節される。

「LONG HAT」という名付けは、文字通り複数の人がかぶれる(あるいは潜り込める)「長い帽子」であってHUTの誤記ではない。

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