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FUKUI HOUSE

福井の住宅

福井市の住宅地に建つ、雪国にくらす母と娘の家。
昔は商店街の並ぶ通りであり、接道面に開いた家が今も残っている。しかし、近年新しい住宅として機能が変化し、接道面の窓はカーテンや雨戸等で閉じられているのが現状である。この住宅では、接道面からのプライバシーを確保しつつ、隣地に開くようにすることで、光を取り入れ、そこから光が漏れる等、生活が町へとやわらかくつながるように意識している。
冬には雪が積もり、女性二人では除雪作業も大変である。玄関から接道までの除雪作業を少なくし、屋根に積もった雪が玄関付近に落ちてこない様にポーチの屋根が道路まで出ている。また、帰宅の際も服についた雪が気軽に払えるよう出入り口に面して土間を配置している。
室内は母が高齢のため、床に段差をなくし、座って落ち着ける子上がりを作りバリアフリーを考慮している。トイレとお風呂以外、すべての居室は連続した一室空間になっており、母と娘が程よい距離を保ちながら、どこで作業をしていてもお互いを気遣いあえる空間としている。
屋根の形状については、この建物は雪や雨の落下位置を調整する機能をもつように、片流れ屋根の先端が丸い形を選択している。
この住宅の外壁と屋根はジンカリウム鋼板自然石粒で仕上げられている。ジンカリウム合板自然石粒仕上げの屋根は、雪止めのように雪が屋根から滑り落ちにくくし、傷つきにくい素材である。施主は洋服や小物が大好きで、好きなところに好きなものを飾れるように、室内はラワン合板を選択している。
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